2015年3月12日木曜日

Hotline Miami 2: Wrong Number:プレビュー

とりあえず一周クリアしたので。ネタバレなしで感想を。
前作程ではないが、それなりには楽しめた



お前はまた他人を傷つけるのか?


まず、前作の信者と言っていい程、ゲームプレイとシナリオを溺愛していた
ゲームプレイ自体がシナリオに組み込まれ
ゲームシステムすらシナリオに組み込まれ
レベルデザインすらシナリオに組み込まれ
プレイヤーの感情すらもシナリオに組み込まれ

ありとあらゆる要素が奇跡的なバランスで存在していた前作。
これを狙ってつくり上げるのは殆ど不可能に近いと思っていたし
偶然の産物の結果だと思っていた

それなりの面白いゲームプレイ
前作で示唆されたマスクを被った殺人者達の黒幕の正体
ゲームの中での殺人に対する言及
これらがあれば満足だとハードルを低くして挑んだ本作だが…

まずマップは前作と違い開けて広いマップが多く
前作のように突撃して敵を近接武器で次々となぎ倒すという芸当は難しく
開けているマップで銃持ちが多いので必然的に銃を手に取る事になる
弾丸を敵に叩きこむ感触はとても楽しい
しかし私は敵を殴った時の感触の方が楽しくなれるのだ
半分武器制限がかかっているのは少し残念だ



前作にあったマスク要素だが、The Fan'sと呼ばれる
Jacketをオマージュした集団を遊ぶ時でしか使えない
元々プレイアブルキャラが複数居て群像劇という事は知っていたが
そのThe Fan'sを使う機会が本当に少ない
それ以外の殆どがマフィアだとか軍人だとか警官だとか記者だとか
マスクを被れないキャラクターを遊ぶ事になる

つまりは強制縛りプレイを強いられている
前作にあった多彩なマスクでの戦術・攻略法はなくなってしまった

マフィアと軍人はマスクの代わりにそれぞれ装備を選択する事が出来
まずマフィアは装備によってドッヂロールやダブルサブマシンガンなど装備
軍人は銃とナイフの切り替えが出来、そこに好きな銃を装備出来る形になる
これらはまだマシだが、警官と記者は兎に角つまらない
ゲームプレイ自体がまだ面白いので遊べない事もないが
ゲーム的につまらない

The Fan'sのマスク能力はダブルサブマシンガンやチェーンソー&ピストルの二人組
前作でもお世話になったワンパンで殺せる虎マスクなど
能力は面白く操作していてとても心地良い
特にチェーンソーとピストルの二人組は最高だ



だがそのマスクの殺人者達であるThe Fan’sは
とある理由により比較的早い段階で使えなくなってしまう
なので上記の通り物語の大半が警官・マフィア・軍人で遊ぶ事になる
本当に残念だ


マスクを被る事が出来ないHotline Miami2 は、
まさにWrong Numberのタイトルに相応しい続編だった。





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